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美味酒録

シングルモルトとラム酒を主に、一杯ごとに感謝しながら記事にします。最近は専ら古いピートの虜。こういうふうに、美味しく飲んだ人がいると言う記録。

Elements of Islay Pe1 ( Port Ellen 1st Fill Sherry Butt 58.7% Bottled 2009) 


エレメンツオブアイラ
Pe1 ポートエレン 

1st フィルシェリーバット
58.7%




ウイスキー・エクスチェンジの姉妹会社スペシャリティドリンクスからリリースされている、
エレメンツオブアイラ のシリーズ、
Pe はポートエレンです。

Pe1はポートエレン最初のリリースで2009年のボトリングです。蒸留年の記載はないのですが、1982蒸留との情報もありました。

2009年のMalt Maniacs Awardsでシルバーを受賞しています。


このボトル、初めて飲んだのは、
2年以上前の2020年3月で、



現在2022年の6月。



ゆっくり飲ませて頂いてます。
ずっと記事にあげていなかったのは、
何故だかわからないけれど

きっとポートエレンが掴めていなかったからだと思います。
多分ポートエレンって20種類そこそこしか飲んでいなくて、
全然まだ、掴めていないのですが。
そんなことよりもこのボトルを前にして
どう捉えるかが大事だと思って
記事を書きます。




香り立ちに感じられるのは、
クランベリーのドライフルーツを包んだダークチョコレートとオランジェット、
桜チップの燻製。ローストしたピーカンナッツの皮、焙煎コーヒー豆。
華やかなピートと、ビターなシェリー、
そして酸立ちしない甘さを備えた果物。
香ばしく、そしてしっかりと芯が通り、高揚感がある素晴らしい香りです。
鼻の奥ではカカオニブ、スモークが長らく残り
ビターですが、非常に心地よく纏まっています。

口にすると、少しオイリーな入り方。
それでいて甘美です。
プラムジャム、ココア、甘草、レザー、少しファーミー。
薬用布製品、グランマニエ。僅かにブラックペッパー。
濃厚で噛みごたえのあるテクスチャーで暖かいです。
しっかりとシェリー樽がきいているのですが、ひと匙の潮気は唾液腺をくすぐって、その後に潤いをもたらし、
ピートと果実の支えによって何も文句が言えないバランスの良さを保っています。

飲む順番やコンディション、時々によって、
甘美な表情を強く捉えたり、
余韻にかけての綺麗なピートシェリーとドライさをとらえたりもします。
しかし毎回に共通して言えるのは
余韻に、ポートエレンの個人的に苦手なあと残りの潮気(…失礼しました)が残ることがないこと。
良い意味でキレ上がってくれました。

甘美なとろみからの、綺麗なドライな余韻が心地よくて、
プロポーションの良さを感じます。
主張を真っ直ぐにしたkbヘブリティーズ72のような…そんな印象を受けることもありました。
ブラインドで、72ヘブリティーズと答えるとなると、少し深みが足りないだろうか…?となってしまうのだが…




ポートエレンはボトルによって、
果実味を強く感じるものと、
昆布出汁のような潮気を強く感じるものとが
あるように感じています。
このボトルは、シェリー樽が強く効いていることにより、

果実のポートエレンと、昆布出汁のポートエレンの間を行くような、綺麗でドライなピートシェリーとして、
立ち位置を確立しているようにも思います。
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